約 321,096 件
https://w.atwiki.jp/nobitahazard-wiki/pages/206.html
キャラクターファイル目次 警官 出典:オリジナル 登場作品:Death Mode、無理のないバイオⅡ?、AnotherEdition、GⅡ版、Insanity Destiny Death Mode 無理のないバイオⅡ? AnotherEdition 警官こと田中の内容については、こちらを参照。 GⅡ版 Insanity Destiny 冒頭のシーンにて、警官A、及び警官Bの二名が登場。 後に操作キャラとなる警官Aこと久下 真二郎については、こちらを参照。 キャラクターファイル目次
https://w.atwiki.jp/mitlocke/pages/929.html
警官殺しだ! (タクラビジョン) 使用条件 条件なし 効果 [全般][特殊] 自分の正体が見られそうになった時、このカードを使用することで、見せなくてもよい。 1度使用されるとこのカードは破棄される。 備考 この能力カードへの意見 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/yuzuriha_mansion/pages/204.html
頼れる警官 難易度:☆☆ 怖い度:☆ 本文 最近私なんだかストーカーにつけられているみたいなんですよ この間も仕事からの帰宅途中、どうも何か気配を感じて 後ろを振り返ってみると男性と思われる人影が視界に入りまして、 その時はもう怖くて怖くて駆け足で自宅まで戻ったんですよね 恥ずかしながら相談できるような知り合いも身近にはいないものでして、 仕方なく街の交番にお邪魔して話を聞いてもらったんですよ そうしたらそこのお巡りさんがとても親身になって相談に乗ってくださいましてねぇ、 なんでも今日は私を自宅まで送ってくださるとのこと 体格の良い方ですし、彼が一緒ならストーカー魔も襲ってきませんよね 割と硬派なタイプなのかな、帰路の途中では男らしく ダンマリ決め込んじゃいましてね、私の数歩前をズシズシと先導してくださったんですよ はぁ、やっと自宅につきました 鍵を開けて家に入るまで ずっと見ていてくださるとのこと、頼りになるなぁこのお巡りさん ヒント 警官について不可解なことがひとつ。 解説 一般論 ストーカーは警官。 ストーカーの存在に怯える私のために警官は私の前を先導しエスコートする。 が、その間ダンマリで会話は一切ない。どうして警官は私の家を知っていたのだろうか。 警官は最初から知っていた。私の後をつけて住所を知ったのだろう。
https://w.atwiki.jp/sentai-kaijin/pages/299.html
「テメエら、公務執行妨害で踏み潰してやる!」 【囚人ナンバー】 不明 【名前】 悪徳警官アーノルドK 【読み方】 あくとくけいかんあーのるどけー 【声】 青山穣 【登場作品】 未来戦隊タイムレンジャー 【登場話】 Case File 9「ドンの憂鬱」 【所属】 ロンダーズファミリー 【分類】 ロンダー囚人 【圧縮冷凍年数】 80年 【モチーフ】 警察官 【詳細】 30世紀において警官ながらドン・ドルネロと共に様々な罪(警察の情報漏洩が主)を犯し、圧縮冷凍の刑を受けていた囚人。 昔馴染みのドルネロからは「アーノルド」、彼を「兄弟」と呼ぶ程に信頼し合っている(警官になったのも悪事の手助けをする為)。 ドルネロとは駆け出しの悪党だった頃に盗んだ食べ物を2人で分け合った程の仲だが、非常に口が悪く、更に金で繋がった絆に対する嫌悪感も強い。 警官隊(に姿を変えたゼニット)を率い、手当たり次第に人々から「罰金」や「通行料」と称して金を巻き上げたり、変わらずにドルネロの為に活動する。 しかし、その口の悪さとドルネロ以外の仲間を見下した態度からギエン(彼はドルネロとは金でなく義理で繋がった仲だが、自身はそれを知らなかった)からも反感を買い、リラと結託した彼に暗殺されそうになってしまう。 ブルーを「公務執行妨害で銃殺刑」と称して射殺しようと構えるが、他の4人に阻止され撤退する。 ロンダー刑務所に帰還後、その事を危惧したドルネロから(暴発するように細工された)銃のアタッチメントを授かる。 タイムレンジャーとの再戦でレッドを銃撃するが、アタッチメントを付けた状態で発砲すると暴発し、慌てふためいている間にボルテックバズーカのプレスリフレイザーを受ける。 圧縮冷凍される直前、シールを剥がして巨大化する(上記の台詞はその際のもの)。 タイムロボβのフライヤーマグナムの射撃を受けると同時に姿を消し、足元から警棒で奇襲するが、フライヤーマグナムの射撃に怯み、タイムロボαのプレスブリザードを受け圧縮冷凍された(その際にドルネロに詫びている)。 ドルネロが彼に上述のアタッチメントを授けた理由は「昔馴染みよりも金と欲で繋がった絆の方が強い」とリラやギエンに説明するが、同時に「殺害より圧縮冷凍の方がマシ」とも考え、実質はタイムレンジャーに身柄を保護させる為だった。 【余談】 ファミリー内ではリラ以上の古参らしく、彼女とも面識がある(ギエンが知らなかったのは彼が加わる前に圧縮冷凍された為だった)。 しかし、彼女は彼が解凍された事に顔を顰め、以前から相当に折り合いが悪かった模様。 デザイナー・原田吉朗氏によれば、「右肩の『POLICE』の文字の上に×を入れたりしているのは『悪になった人間のタトゥーの感覚で身体を塗り替えている』というイメージ」らしい(『百化繚乱[下之巻]』より)。
https://w.atwiki.jp/srkjmiroor/pages/1751.html
「テメエら、公務執行妨害で踏み潰してやる!」 【囚人ナンバー】 不明 【名前】 悪徳警官アーノルドK 【読み方】 あくとくけいかんあーのるどけー 【声】 青山穣 【登場作品】 未来戦隊タイムレンジャー 【登場話】 Case File 9「ドンの憂鬱」 【所属】 ロンダーズファミリー 【分類】 ロンダー囚人 【圧縮冷凍年数】 80年 【モチーフ】 警察官 【詳細】 30世紀において警官ながらドン・ドルネロと共に様々な罪(警察の情報漏洩が主)を犯し、圧縮冷凍の刑を受けていた囚人。 昔馴染みのドルネロからは「アーノルド」、アーノルドは「兄弟」と呼ぶ程に信頼し合っている(警官になったのもドルネロの悪事の手助けをするという理由があった)。 ドルネロとは駆け出しの悪党だった頃に盗んだ食べ物を2人で分け合った程の仲だが、非常に口が悪く、更に金で繋がった絆に対する嫌悪感も強い。 警官隊(に姿を変えたゼニット)を率い、手当たり次第に人々から「罰金」や「通行料」と称して金を巻き上げたり、変わらずにドルネロを慕って活動する。 口の悪さとドルネロ以外の仲間を見下した態度から「ギエン」(ドルネロとは金でなく義理で繋がった仲だが、自身はを知らなかった。)からも反感を買い、「リラ」と結託したギエンに暗殺されそうになってしまう。 ブルーを「公務執行妨害で銃殺刑」と称して射殺しようと構えるが、他の4人に阻止され撤退。 アジトに帰還後、危惧したドルネロから(暴発するように細工された)銃のアタッチメントを授かる。 タイムレンジャーとの再戦でレッドを銃撃するが、アタッチメントを付けた状態で発砲すると暴発し、慌てふためいている間にボルテックバズーカの「プレスリフレイザー」を受ける。 圧縮冷凍される直前、巨大化抑制シールを剥がして巨大化する(上記の台詞はその際のもの。)。 タイムロボβのフライヤーマグナムの射撃を受けると同時に姿を消し、足元から警棒で奇襲するが、フライヤーマグナムの射撃に怯み、タイムロボαの「プレスブリザード」を受け圧縮冷凍された(その際にドルネロに詫びている。)。 ドルネロが上述のアタッチメントを授けた理由は「昔馴染みよりも金と欲で繋がった絆の方が強い」と「リラ」や「ギエン」に説明するが、同時に「殺害より圧縮冷凍の方がマシ」とも考え、実質はタイムレンジャーに身柄を保護させる事が目的だった。 【余談】 ファミリー内ではリラ以上の古参らしく、面識がある(「ギエン」が知らなかったのは加わる前に圧縮冷凍された所為だった。)。 リラはアーノルドが解凍された事に顔を顰め、以前から相当に折り合いが悪かった模様。 デザイナーの原田吉朗氏によれば、「右肩の『POLICE』の文字の上に×を入れたりしているのは『悪になった人間のタトゥーの感覚で身体を塗り替えている』というイメージ」らしい(『百化繚乱[下之巻]』より)。
https://w.atwiki.jp/fadv/pages/2240.html
見習い警官殺し 題名:見習い警官殺し 上/下 原題:Linda-Som I Lindamordet (2005) 著者:レイフ・GW・ペーション Leif GW Persson 訳者:久山葉子訳 発行:創元推理文庫 2020.01.24 初版 価格:各¥1,040 ドイツの法律家フェルディナント・フォン・シーラッハは、作家自身の実務経験に基づいた現実的な素材を元にした短編小説が特徴であるが、スウェーデン作家レイフ・GW・ペーションは犯罪学の教授である。そしてシーラッハとは対極的に同じ実務経験で得たものを長編小説に加工して提示している。現実に起きる事件はこんなものであり、それはこうして小説の素材になってしまうんだ、と二人のスタイルの違う経験豊富な作家たちが別の表現でエンターテインメントの地平に提示しているかに見える。 長編小説としての本書は、シーラッハのように最小限の関係者だけで恐ろしい犯罪のエッセンスを数ページの掌編に込める方法ではなく、恐ろしく地味で、現実的で無駄も余白も多い捜査模様のうちに個性的な捜査官たちを配置し、それぞれのショートカット・シーンを幾人も幾通りもも積み重ねてゆくことによって、大きな舞台装置を演出しているように見える。 ペーション、初の邦訳作品『許されざる者』は、心臓を患った元警部ヨハンソンという、アームチェア・ディテクティヴ(車椅子探偵)ならぬ医療用ベッド探偵の推理、およびその手足となって彼を助ける元捜査官ヤーネプリングの活躍を描いたもので、ヨハンソン・シリーズの最終作が実は最初の邦訳となってしまったのだが、本書はその5年も前に書かれた作品で、ヨハンソンは後半戦で満を持して登場する。 本書は、優秀厳格なヨハンソンとは対照的に、ちびでデブでエゴ丸出しで、いいとこなしの駄目警部ベックストレームのシリーズ第一作である。故R・D・ウィングフィールドの人気シリーズ・フロスト警部みたいにユーモラスで頑固な親父捜査官なのだが、フロストのような捜査のシャープさがなく、部下に厳しく、己に甘い、半アル中の捜査官なのである。 事件は警察学校の女子学生がアパートでレイプされて殺害されたという単純なもの。事件現場には未登録のDNAが遺されていたので、ともかく家族関係、知人関係のDNAを検査するということだけが、ベックストレームの捜査方針。だが、刑事たちはいずれも個々により深い捜査や推理にこだわり、彼を苛つかせる。それぞれの捜査官たちの個性や物語も、シリーズ第一作らしく、微に入り細に入る。 捜査は脱線と寄り道を繰り返し、単純な事件に見えるのに、マスコミとの戦争、社会現象としての捜査陣批判、的外れな捜査、無駄な捜査と、時間ばかりが無為に過ぎてゆく。ページは前に進むのに、物語は一向に進まない。本筋とは縁のない的外れな枝葉末節と思われる事象に寄り道し、捜査官の個々の描写に寄り道し、ベックストレームによる事件以外の汚職的行為の数々にも触れて読者を呆れさせる。 ヨハンソンが事件に介入する後半部分では、こんな事件一昼夜で解決させられるじゃないか、との見通しで、それが当たららずとも遠からずの展開になる辺りで、ようやく読者は心地よさを得ることができる。全体に現実的すぎる事件の曖昧な動機、真犯人の性格の焦点が絞りにくい点、真相に至る歯がゆさ、などなど実際の事件とは、凡百のミステリー小説のようにミスリードや伏線による面白さではなく、こうした社会事象の積み重ねみたいな、人間模様の複雑怪奇さに面白さがあるんだよ、と犯罪学教授としての作者らしき声が聞こえてくる気がする。その辺りでシーラッハとの共通の地平があると、ぼくは感じた次第。 誰にでもおススメできる小説とはとても言えないが、一昨年『許されざる者』の読者にとっては、あの頑迷で強推理のヨハンソンとのまさかの再会は、ある意味たまらなく嬉しく感じられるに違いない。 (2020.02.24)
https://w.atwiki.jp/fadv/pages/484.html
警官(さつ) 警(さつ)官 (ハヤカワ・ミステリ文庫 13-25 87分署シリーズ) 警官 (1980年) (ハヤカワ・ミステリ文庫) 題名:警官(さつ) 原題:Fuzz (1968) 著者:エド・マクベイン Ed McBain 訳者:井上一夫 発行:ハヤカワ文庫HM 1980.04.30 1刷 警察のシリーズものを複数の作品において生き残ってゆく犯罪者、逃げ延びていく敵手というのが、本書における重要なテーマである。『電話魔』で海に飛び込んで生死がわからなくなったあの犯罪者がアイソラに帰ってきた。こういう設定が嫌いだという人もいるのだろうが、ぼくは好きである。大好きだといってかまわない。 『電話魔』の事件は、<87分署>シリーズでは最もスケールの大きい事件だった。もっとも、これはぼくの読んできた範囲内においてである。この犯罪者は順列組合わせの数式を解くように、知的な犯罪計画を楽しんでゆくタイプである。そういう意味では警察そのものをなめきっているようであるし、犯罪自体が警察への挑戦的であり、犯罪者にとっての生き甲斐というまでをも含んでいるように思われる。本書では、その点ですっかり標的となってしまった観のある<87分署>に対し、この同じ犯罪者がふたたび挑戦してくる。わくわくするような一冊である。 キャレラは、最近すっかり受難続きだ。病院の世話にばかりなっている。昔は年中殴られてばかりいたコットン・ホースが最近では逆に地味なベテラン刑事になってしまった。キャッスルビュウ刑務所の件はどうなってしまったのだろう。数年先に関わることになると予告された一文はどうなってしまったのだろう。あれは遠い昔の書き損じというわけなのだろうか? そういうわけにはゆくまい。そういうことをいつまでもねちねちと覚えている読者だっているのだ。 本書は前作から二年ぶりとなる。作品のペースが落ちたのはどういうわけだろう。多分作品が増え、売れ行きが安定し、そんなに無理をして書く必要がなくなったのだろう。このシリーズが始まったばかりのようにきっと一年に三作も書かなくても十分に生活は潤ったのだ。アイデアの貯蓄分もだいぶ使ってきただろう。それでもなおかつ読者はいる。シリーズだってまだまだ続くだろう。ぼくだって、まだまだ読むさ。 (1990.08.01)
https://w.atwiki.jp/cwch/pages/76.html
おまわりさんこっちです! 説明 関連項目 おまわりさんこっちです! 説明 読み-ケイカン/カテゴリー-職業 15スレ目現在ではコンマ末尾2で就職可能。おまわりさん。 都市の治安を守る為、今日も都市を巡り歩く。 あんな人やこんな人が多い城壁都市では非常に大変そうな仕事だ。 関連項目
https://w.atwiki.jp/37564/pages/333.html
【作品名】るろうに剣心―明治剣客浪漫譚― 【ジャンル】漫画 【名前】斎藤一(るろ剣) 【属性】抜刀警官 元新選組三番隊組長 【殺人数】101人 【長所】悪 即 斬 【短所】凄まじく性格が悪い 【備考】京都編までは悪徳政治家・渋海と、雇われた赤末有人を斬り殺したのと、新月村で志々雄の手下1人を刺殺したくらいしか 明確な殺人シーンは無いのだが、新月村で尖角の発言に対し「99人なんざ威張れる数じゃねえぜ」と言っている以上、 この時点ですでに100人は殺していると考えられる その後、京都で魚沼宇水と一騎打ちの末に真っ二つにして殺害 old 【殺人数】3人 【長所】悪 即 斬 【短所】凄まじく性格が悪い 【備考】悪徳政治家・渋海と、雇われた赤末有人を斬り殺す 京都で宇水と一騎打ちの末に真っ二つにして殺害 vol.1
https://w.atwiki.jp/fadv/pages/1610.html
ユダヤ警官同盟 題名:ユダヤ警官同盟 上/下 原題:The Yiddish Plosmen s Union (2007) 作者:マイケル・シェイボン Michaek Chabon 訳者:黒原 敏行 発行:新潮文庫 2009.05.01 初版 価格:各\590 たまに読書が苦痛になることがある。どうしようもなくその読書が自分の心の中に体験として入ってこないのだ。いい体験としても悪い体験としても何らかのキックが感じられて初めて、読書という行動に費やす時間に意味が持てるようになる。別に意味を持たせるために読書をしているわけではないが、結果的にそうなっているものだと思う。 そういう意味では本書はぼくにはとても苦痛だった。5月に読んで、12月にこうした感想を書いているという理由はまさにそこにしかないと言ってもいい。読書の無意味さをずしりと感じてしまった時間の空は、それなりの後遺症を残す。 先週、ぼくも票を投じている年間のミステリー・セレクションの一つである『このミステリーがすごい! 2010年版』が手元に届いた時、本書が海外部門では堂々3位にランクインしていることに、驚いた。自分の読書のあり方は普通ではないのではないかという不安まで感じた。 『このミス』は古く、オーソドックスで、しかもシリーズものであったり、昨年受賞していたりするものに対しては極めて冷たい傾向にある。どちらかと言えば、『このミス』がスタートした1988年から1990年代前半にかけてあまり見られなかった本格ミステリーものが最近になって増えたりする傾向があるようにぼくは感じているのだが、本の質というより話題性、真新しさ、けれん、そうしたものに票を投じる人が多くなったように思う。もちろん投票者が年々若返ってゆくのは仕方のないところだとしても。 読書の空を感じて半年。あの虚ろは一体なんだったのだろうと思うとき、第一に想像するのは西洋と東洋との間に厳然と立ちはだかる歴史の壁がある。文化の壁と言ってもいい。キリスト教、特にカトリックなどの宗教がその一つであり、もう一つは民族の問題である。ここではそのユダヤ人という民族をテーマとした作品が存在し、そのユダヤ人というテーマ自体が巨大な壁なのである。 中学生から高校生になろうという頃にイザヤ・ベンダサンの『日本人とユダヤ人』という評論が出版された。大宅壮一ノンフィクション賞を受賞したその小説は日本在住のユダヤ人であるイザヤ・ベンダサンの正体が問題になったが(正体は、訳者に成りすました山本七平その人であったらしい)、それ以前にユダヤ人というものが、理屈では見えるにしても生の感覚としてどこにも生成されないのにはまいった。 その感触のなさ、それによる世界の不気味さ、といったような空は、今でもぼくの中にある。それが読書によってたまに引き起こされる。何をこだわっているんだ、と言われそうであるけれども、わからないものに対する欠損の感覚は、届きそうで届かないものに対して懸命に手を伸ばそうとするけれど結局は徒労に終るという諦観に繋がる何ものかである。それはそれで虚ろな記憶として重くしこるのだ。 本書はアラスカにユダヤ人居住区が作られたという、ある意味書き換えられた歴史の上に生じる大仕掛けミステリー。ユダヤ人の特性や生活ぶりがこれでもかというくらいに込められたSF状況小説のようにも思えるのだが、そのどれもがぼくには蕁麻疹ものであった。良くぞ耐えるなあ、とは、本を途中で投げ捨てることのできないぼく自身への呆れかえったもうひとりの冷徹な自分の気持ちである。 『このミス』の説明によると本書は以下のような作品であるらしい。 「警察、暴力、ハードボイルドの要素をしっかりと兼ね、読み応え十分」 ぼくとしては、読者にこびなくてもいい純文学(なぜか純文学は面白くなくてもいいらしいのだ)が、なぜ新潮文庫のミステリ枠で出版されたのか疑問であったが、『このミス』はまたしてもこう擁護する。 「主流文学のこわもてさが否めないが、終盤に向けてのサスペンスフルな展開は見事。主人公が家族や仕事に対する失った自信を回復していく物語には、癒しの効果もある」 はあ~? そうなんですか。なるほど、全然、そんな印象はなく、半年も経った今は全然覚えていない。他の人の書評にも、「ディテールが面白すぎプロットを忘れがちなくらい」とあるけれど、そのくらいプロットがはっきりしなくて、最後まで靄がかかりっぱなしの小説であったように思う。ディテールを優先する投票というのも、趣味の問題を優先しているようでどこか問題があるように感じるけれど、それもまた価値観の違いなんだろう、きっと。 それにしても新潮文庫の帯にある「とてつもないミステリ上陸」には、消費者センターからクレームがつかないのだろうかと思ってしまうのだけれど。 (2009/12/13)